ポスター発表「対人関係ゲームによる学級の人間関係づくり(86)学級での担任のはたらきかけによる子ども評価の変容」
日本カウンセリング学会第49回大会(山形大学)
境界知能圏でADHD傾向の男児を対象にした事例研究である。多動と衝動性によって教師の叱責と仲間からの孤立で不登校にあった当該児童が、小学4年時の担任のできることをほめ、対人関係ゲームによる仲間作り重視の学級経営によって登校が定着した。担任の機知に富むはたらきかけがAくんを学級のムードメーカーとして級友との関係を円滑にし,自己評価,級友評価,家族評価の好循環を生み、学習への積極的な取り組みが形成された。橋本素美子中村恵子田上不二夫