ポスター発表「対人関係ゲームによる学級の人間関係づくり(39)スクールカウンセラーによる学校マネジメントへの介入効果の検討」
日本カウンセリング学会第44回大会(上越教育大学)
学校臨床での校内体制を支援対象に置いた事例研究である。個別援助に対して低い援助効力感を獲得している校長の価値観への遠慮から、不登校生徒の援助ニーズを把握しても援助の実行にいたらず、高い不登校率を呈していた中学校へのSCの介入事例である。SCのコンサルテーションで援助モデルを獲得した校長は、別室援助を奨励し、校内支援体制が整備された。翌年の不登校率は0%に低下し、SCの介入効果を論じた。P.102田上不二夫・中村恵子