保健医療職を志す大学生と、健康増進活動に参加する高齢者における、世代間の否定的態度の特徴を把握することを目的とし、多世代交流を取り入れた教育プログラムを開発する際の基礎資料とすることを目的にし、世代間の否定的態度に関連する要因と交流意向への影響を行った。
健康増進活動に参加する高齢者が抱く世代間 の否定的態度の程度は、高次の活動能力や孤独 感の高低が関連要因となりうることが明らかに なった。保健医療の専門職を志す大学 1 年生 は、健康増進活動に参加する高齢者と比べて孤 独感が高い特徴が見られた。これらの特徴を踏 まえた世代間交流、特にアクティブな高齢者と の交流を取り入れた教育を展開する意義を見い だすことができた。