これまでの障がい児支援とこれからの障がい児支援
障がいがある子どもへの支援は、障害者自立支援法成立の際子どもの支援も位置づけられたが、2012年の法改正により児童福祉法の中に再度位置づけられた。障がいがあることの前に「子ども」であることが重視され、発達期にある子どもへの支援が地域で受けられるよう整備された。特に、通所支援は事業所の数の伸びとともに、その専門性に課題が残った。本稿では、障害児通所支援の在り方報告に示された課題について確認するとともに、今後の在り方について検討した。
発達障害研究 第45巻第4号