障害者(児)福祉・労働施策の到達点と次の一歩 Ⅱ 障がいがある子どもと家族を地域で支える切れ目ない支援の実現に向けてをテーマとして、近年の障がいがある子どもたちの福祉施策の現状と、その課題を提示した。特に、障害者自立支援法施行以降の障がいがある子どもを対象とした「児童発達支援」や「放課後等デイサービス」が急増するが、その支援の質の担保が十分図られないまま数だけが増えている。その後の子どもたちの発達を考えるとこれらの機関が発達支援や養育支援の役割を果たし、個々の機関だけでは対応できない地域課題を児童発達支援センターや自立支援協議会を中心に、ワンストップで切れ目のない支援を展開できる地域づくりも重要であるとした。