足関節の角度変化による足趾把持力の比較
本研究は,足趾把持力の測定肢位を検討するため,足関節の角度を変えて測定した足趾把持力を比較した。健常成人女性を対象とし,足関節の肢位を10°背屈位,底背屈中間位,10°底屈位の三条件で測定した足趾把持力を比較した。統計解析の結果,足関節10°底屈位は,10°背屈位,底背屈中間位より有意に低値を示した。足趾把持力は,足関節10°底屈位より底背屈中間位や10°背屈位の方が筋力を最大発揮しやすいことが示唆された。
ヘルスプロモーション理学療法研究