足趾把持測定における足趾把持バーの握り位置の検討
本研究では,足趾把持力の測定場面において適切な足趾把持バーの握り位置を明らかにすることを目的とした。測定は,足趾把持バーを第1趾節間関節(interphalangeal joint 以下,IP)直上,第1趾節関節より前方(IP 前方)および後方(IP 後方)の3条件とした。IP 直上の足趾把持力は,IP 前方およびIP 後方より有意に高値を示した。最大筋力発揮および再現性の観点から足趾把持バーの位置は,IP 直上が適切であることが示された。
ヘルスプロモーション理学療法研究