在宅パーキンソン病患者の異なる歩行速度と 身体組成および立位バランスとの関連
本研究の目的はパーキンソン病患者を対象に,通常・最速・低速での歩行速度を測定し,各種バランステストおよび骨格筋量との関連を検証することである。通常速度と相関を示したのはTimed up & go test(TUG)のみであり,最速速度のそれは身長,TUG,Functional reach testの3項目であった。一方,低速速度と相関を示したのは骨格筋量であった。パーキンソン病患者の歩行能力評価は通常歩行で速度計測するよりも,最速歩行に加えて低速歩行でも評価する重要性が示された。
ヘルスプロモーション理学療法研究