脊柱起立筋の屈曲弛緩現象に関連する因子の検討
腰痛のリスク因子とされている下肢の筋短縮と,脊柱起立筋の屈曲弛緩現象(FRP)の関係性を明らかにすることを目的とした。健常成人を対象に,体幹屈曲位保持中の脊柱起立筋の筋活動を測定した。筋短縮の指標としてトーマステストと膝窩角を測定し,筋活動との相関係数を求めた。FRPは姿勢保持課題でも生じたが,筋短縮と相関関係は認められなかった。筋短縮は姿勢保持におけるFRPに影響しないことが明らかとなった。
運動器リハビリテーション