腰痛に関連する脳活動と抑うつ傾向との関連
本研究の目的は,近赤外分光法(NIRS)を使用し,腰痛を喚起する画像を呈示したときの脳活動とうつ傾向との関係を調べることである。腰痛に影響するまたは影響しない日常活動場面を無作為に提示している間に,両側 dorsolateral PFC(DLPFC)および両側Frontal pole(FP)の4つの関心領域の酸素濃度変化量を測定した。今回の結果,うつ病傾向を有する若年女性は,腰痛をイメージする画像を視聴したときにFPの活動低下を呈することが示唆された。
感性福祉研究所年報