腰痛関連刺激に対する前頭前皮質の活動 : 近赤外線分光法による検討
腰痛経験者における前頭前皮質領域の脳活動について多チャンネルNIRS装置を用いて検討した。脳活動計測に呈示する視覚刺激は,腰痛に影響する動作と影響しない動作を選択した。計測時のシークエンスは,安静を30秒間,視覚刺激を約20秒間繰り返すブロックデザインとした。個人解析レベルでは,腰痛に影響する動作視聴時と腰痛へ影響のない動作視聴時では,背外側前頭前皮質(DLPFC)領域,前頭極領域で脳活動に有意な差が認められた。
感性福祉研究所年報