短大共通教育科目である体育実技「健康スポーツ」にニュースポーツの一つである「スラックライン」を取り入れ、学生の運動やスポーツに対する意識の変化について調査した。保育者養成におけるスラックラインの導入は学生の運動や仲間に対する意識を高め、多くの気づきが得られていたことが明らかとなった。楽しみながら体を動かす経験が重要とされる保育・幼児教育現場に携わる保育学生が、養成校在籍中に自分や仲間と向き合い関わり合う機会となることを期待し、今後もニュースポーツの多様な種目の特性をふまえた大学体育実技での活用が期待されることを報告した。(査読付)石森真由子 ・ 金野麻衣(担当pp:41-44,51-55)