S市で実施した家庭的保育事業、小規模保育事業C型施設長研修参加者を対象に質問紙調査を実施した。施設内の設備や狭さ、あるいは近隣への迷惑を考えボールの使用やジャンプ、体操といった活動も難しい様子や天候によっては限られた保育活動となっている現状があった。課題として、固定遊具をはじめ3歳に向けて協応動作のような遊びの運動発達、そして同学年や異学年の集団の中で育まれる発達経験が家庭的保育では限られている現状があり、幼稚園等の連携施設に入園してからの育ちをより促す視点が必要となることを確認した。(査読付)