協同学習を生かしたカリキュラム・マネジメントの理解を促す授業実践‐アンケートによる振り返りからみる学生の学び‐

保育現場で実際に行われると想定される公園への遠足行事と遊びを通した保育内容や環境構成の理解を深めながら、授業における体験を通して保育者養成としての自己表現や他者理解を育み、協働性・同僚性を意識した授業展開とするための方法を、学生アンケートから検討した。保育活動の連続性の重要性について理解を深められていたものの、それまでの実習や学び・経験の差があり、これまで体験したことのある内容に偏りが見受けられた。その時々の学生の見取りや振り返りを判断し、学びを深め、個々の資質・能力をどのように発揮できているかを評価することも養成段階では重要となることを報告した。(査読付)
石森真由子・上村裕樹・岩淵摂子

聖和学園短期大学紀要　第57号　pp149-157