全国保育士養成協議会東北ブロックに加盟している保育士養成校を対象とし、各養成校で行われている教育実習の実際の内容と、指導実習に対する意識の実態をWeb調査し、同ブロック研究委員会で実施した保育所実習の結果ととの比較を行った。その結果から、各養成校の教育実習および保育所実習の現状、それを実施することの課題を明らかにした。保育実習と教育実習間では、その実習への意識に大きな差異は見られなかった。しかし、指導案や日誌の書き方等において、養成校内での教授法の統一が課題としても挙げられていた。課程は違えど、保育者への学びの過程となる両実習の充実のためには、養成校内でのその連携が求められることを報告した。
大関嘉成・福田真一・石森真由子・後藤さくら・三浦主博