保育内容の授業を通して保育者を目指す学生の多文化に関する理解の現状および保育者養成における課題を検討するため、令和2年10月~12月の授業内でミニテストおよびWEBアンケート調査を行った。保育者養成として専門的に教育方法を学び、授業を通して改めて「海外」へ目を向けたものの、その根幹となる高校卒業までに学んできているはずの常識ともいえる基礎知識の低さも課題となることが明らかとなった。保育者養成の段階から、多文化について興味を持ち、多角的に捉え、話し合いを通して自身の保育観について考える機会が非常に重要であることを明らかにした。
石森真由子・岩淵摂子