園生活における戸外活動や身体活動を促す仕組みと仕掛けに関する実証的研究として、9地域の保育施設を対象に、園生活に占める戸外活動や外遊び時間、基準や方針、保育内容、保育者の意識等に関する実態について調査を実施した。その中でも今回は5歳児担当の保育者の回答を中心に、筆者の所属先がある宮城県と各地域との比較ならびに全体の傾向を明らかにすることを目的とした。
運動時間が1時間未満と短いにもかかわらず、運動能力や身体が十分に発達し、運動遊びの時間も確保できているという意識の高さを確認した。身体活動のための方針や基準があり、活動がカリキュラムに組み込まれている、あるいは、運動遊びや体育活動の外部講師がいる場合でも、活動の実施時間数には関係が見られなかった。コロナ禍において制限された保育活動の現状から変わりつつある中で、改めて身体活動や運動遊び、戸外活動の意義について保育者の意識を高められるかが重要になると考える。