1年前期で実施している「健康」(領域「健康」指導法)での学びから観察実習等を通して、保育現場における安全管理・安全指導、リスクやハザード、環境の構成等についての理解が、どのような項目において深まりや広がりとして見られたかを確認した。入学して間もない5月の授業時と比較し、実習を経た9月には安全に向けたチェックポイントの視点が増えていた。学生の気づきや学びでは、緩やかなカーブになっている形状をはじめカーブミラーの設置、自由遊び時の職員の配置、物を置かないあるいは遊び場としての遊具配置など多様であり、各施設および保育内容の特徴を踏まえた保育者としての安全管理・安全指導に向けた視点の気づきがみられたことを明らかにした。