養成校と実習施設との連携に向けた実習内容に関する調査研究～養成校の実態と意識～

2019年度全国保育士養成セミナー（神戸ポートピアホテル）

全国保育士養成協議会東北ブロック研究委員会にて質問項目を作成し、東北ブロック加盟し校のうち保育実習Ⅰ・Ⅱを既に実施している41校を対象として2018年9月～10月にかけて、郵送法による質問紙調査を実施した。東北ブロック各養成校の実態を調査した結果、保育所実習における実習施設との連携は多くはみられなかった。また、実習内容に大きな差があり、「学生の学び」を考えながらも、「園の事情を考慮」するために実習内容を依頼していない、といった相容れない考え方も見受けられた。各養成校内の実習内容に関する意識や捉え方も非常に多様であることが示され、積極的に取り組むべき今後の課題であることが明らかになった。　
石森真由子・日野さくら・佐藤匡仁・大関嘉成・西　敏郎・細川　梢・石井美和子