保育者を目指す学生の情報機器操作に関する実態について情報を得ることを目的とし、課題を検討した。高校在学時にICTについて学ぶ機会、あるいは個人の情報機器への関わりの程度や活用方法は個人差がある。特に保育現場で求められる操作スキルを確認し、授業内容の検討及び授業担当者間連携を整え、 PCや情報機器への興味を高める授業展開と操作経験の充実を図ることが必要である。また、保育の専門的学びを進めていくにあたり必要となるスキルや機器について、入学前から情報提供や支援準備をしておくこと。保育現場では様々なICT機器の活用や保育業務支援アプリが導入されている実情もあることから、養成校の段階においても見通しを持って実践及び情報共有をしていくことも求められことを報告した。石森真由子・山本信