古くから物事をより良く記憶するための記憶方略がいくつか提唱されてきた。本研究では、健常被験者を対象として、その中でも最も有名な場所法という記憶方略に注目し、方略使用前後の脳活動をfunctional MRIを用いて同定した。その結果、記憶方略の使用によって記憶成績が有意に向上し、ヒトがどのように物事を記憶するかによって活動する脳部位が変化することが明らかとなった。
pp.1154-1163
Kondo Y, Suzuki M, Mugikura S, Abe N, Takahashi S, Iijima T, Fujii T.