地球上の岩石の種類は,分け方によっては3000種類以上にもなる。素人にはなかなか見分けられないし,覚えるのも難しい。標本箱に入っている代表的な岩石標本を毎日のように眺めていれば,岩石を見分けるコツをつかんでいくことができるが,標本箱はしまい込まれることが多い。また岩石は姿を変えながらぐるぐると巡っている。これまでの岩石標本は岩石の個別の名前を知ることはできるが,ぞれぞれの岩石の成り立ちや繋がりが見えないという欠点がある。
そこで以前提案した「宮城県の地質と岩石の標本額」のように岩石標本を額にし,さらにそれぞれの岩石の成り立ちや繋がりが見えるような解説を付けた標本額を考案した。