『保育の中で造形作品を鑑賞する意義について〜保育者研修の試行〜』
本研究では、対話型鑑賞の形式を活用した保育者への研修プログラムの構築を行い、実施、検証を行った。対話型鑑賞会の利点である絵を媒体とすることによって、参加者相互のコミュニケーションが促進され、作品の理解から制作者への理解とつながることを通して自己理解や自己肯定感などを抱くという結果となった。表現の善し悪しを評価するものではない鑑賞方法は、日常の保育活動の中における子ども理解という視点においても有意義であることがわかった。総p.11
東北文教大学東北文教大学短期大学部紀要第6号pp17-27