本研究は、今後数年をかけて実施する予定の本学学生の英語、外国語学習に対する意識調査(およびその意識の変化を知るための追跡調査)のために行った予備調査の結果をもとに、現時点における本学学生の、英語を含む外国語カリキュラム、および英語学習に対する意識と、進級に伴うその変化を考察するとともに、将来の本格的な意識調査に向けた課題を明らかにすることを目的とする。調査の結果、1)学生の多くは、将来における英語力の必要性、翻って学生時代の英語学習の必要性については強く認識している、2)しかしながら、多くの学生にとって英語学習を継続するモチベーションの維持が困難である、3)英語力の必要性は認識しているものの、学習到達目標自体は総じて高くない、ということが明らかとなった。