シャドーイング、ディクテーション、そして音読の効果に差が見られるのかの統計的検証に加え、学習法に対する学生の感想をもとに、どの学習法が大学英語教育の現場で最も効果的であるかについての検証を試みた。統計的検証によると、学習法の効果については、有意な差が見られなかった。また、個々の学習法が、使用した学生たちからはおおむね好意的に受け入れられているというアンケート結果から、3つの学習法が、大学英語教育の現場では一定の効果を持ち、教員が積極的に取り入れるべきであると、結論付けている。
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小島さつき、太田聡一