先行研究・事例及び学生に対する意識調査アンケートの結果をもとに、大学が提供する海外研修・留学プログラムへの学生の積極的な参加を促す上での、問題点と可能と思われる対応策について論じた。先行研究同様、本研究においても、経済的な負担が最も学生のプログラム参加への意欲を削ぐ要素として挙げられ、それに語学力に対する不安が続く結果となった。それを受け、国内での擬似的語学研修(英語キャンプ)等の活用や、既存の海外研修提携先に捉われず、学生にリーズナブルなプログラムを提供する機会を積極的に探すべきであるという提案を行った。