戦国・織豊期の社務職補任
戦国・織豊期の石清水八幡宮社務検校職である新善法寺照清に焦点をあて、照清袖判御教書と、その永禄10年の年次を確定した。第14代室町幕府将軍・足利義栄の数少ない事績として、石清水八幡宮社務職補任の歴史的な意義を探求した。社務職補任を通じて、幕府の体制的な組織が未整備ではあるが、将軍権威は評価されていた証左を得ることができた。
『石清水八幡宮研究所報』第2号