「鎌倉時代における石清水八幡宮寺祠官の印章」
石清水八幡寺の別当・検校を務める祠官の印章について、鎌倉時代の幸清・宗清・耀清の3人を中心に考察した。とくに、耀清の印影が、国立歴史民俗博物館所蔵・国宝『宋版史記』の蔵書印と合致したことを発見した。鎌倉前期に将来され、石清水祠官が所蔵していたことがはじめて明らかになった。pp.59-70
東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館年報9