『八幡さんの正体』
我が国における神仏習合の初見となる、八幡神・八幡大菩薩の出現から、応神天皇および阿弥陀如来との同体化の経緯や、奈良大仏の鎮守神から王城鎮守へ、さらに国家守護神への展開を論述した。とくに平安京の守護神として創建された石清水八幡宮寺を中心として、顕教・密教との密接した関係や、阿弥陀信仰を通じた鎌倉仏教との関わり合いについて、見直した論著である。総p.200
洋泉社(歴史新書)