「葛藤解決における寛容性の研究:寛容動機と人間関係」
日本社会心理学会第43回大会(一橋大学)
寛容性がどの様な動機によってもたらされるかを探索的に検討し、それらは被害者と加害者の人間関係のタイプによって影響を受けると仮定して質問紙調査を行った。その結果、被害者と加害者が親しい場合、関係維持や共感・理解動機によって寛容性がもたらされ、被害者と加害者が親しくない場合、自尊心保護や過小認知によって寛容性がもたらされることが示された。高田奈緒美・大渕憲一