「地域在住高齢者における1年後の手段的日常生活動作低下と身体機能との関連」
第24回日本基礎理学療法学会学術大会(新潟)
本研究の目的は,縦断的にIADLと足趾把持力などの身体機能との関連を検討した。地域在住高齢女性138名を対象とした。測定項目は,老研式活動能力指標(TMIG),上体起こし,長座体前屈,最速歩行速度,握力,大腿四頭筋筋力,足趾把持力とした。その結果,最速歩行速度と足趾把持力の交互作用が有意であった。本研究からは,最速歩行速度や足趾把持力の低下は,1年後のIADL低下に関連している可能性が示された。相馬正之、村田伸、堀江淳、白岩加代子、安彦鉄平