手術を受けた高齢者の日常生活自立への援助
臨床看護
食道がんの手術を受けた83歳になる高齢者の呼吸器合併症とせん妄状態の発症の予防を中心に展開した症例報告である。呼吸器合併症の予防として吸入後の痰喀出の促進、せんもう状態の発症の予防の看護として患者自身の日常生活習慣を取り入れた看護を実施した。その結果、呼吸器合併症やせん妄状態の発症もなく、日常生活も自立し退院するに至った。pp.1413-1419中村すみ子、菅原光明、佐藤浩子