本研究では、オリーブ葉の利活用のための基礎データを収集することを目的に、宮城県石巻市網地島の休耕地に試験栽培しているオリーブ3 種、Chetoui(チュニジア産)、Arbequina(スペイン産)、Koroneiki(ギリシャ産)について、オリーブ葉中の総ポリフェノール含量を収穫時期別に定量した。その結果、3種ともに8月に収穫した葉の総ポリフェノール含量が最も多かった。一方、12月に採取した葉の総ポリフェノール含量は3 種共に最も少なかった。夏から冬に向けてポリフェノールは減少することが分かり、網地島産オリーブ葉のポリフェノールは季節変動することが明らかとなった。