寒冷地である東北宮城で3種のオリーブの試験栽培を2018年春から開始した。品種は国内で市販されていない珍しい品種であること、即ち北アフリカ・チュニジア原産のシェトウィを栽培、(市販でも知られるアルベキナ、コロネイキも栽培)、大きな苗木(100cm~程度)を植樹するのではなく20~30cmの小さな苗木を植樹し寒冷地の気候に慣らすことを目的とした。越冬試験も含め、雪囲いの技法の開発、成長曲線、ロジスティック曲線のフィッティングから算出した成長率と成長比も求めたところ、潜伏時間の長い苗は成長率が大きいことが分かった。
79-94
庭野道夫、山口政人、渡邊圭、礒田博子