ナノバブルの殺菌活性
第82回 応用物理学会 秋期学術講演会
モデル細菌として大腸菌を使用して、CO2、O2およびN2の3つの異なるガスを含むナノバブル(NB)の殺菌効果を調査しました。 CO2を含むNBに曝露すると、細菌の生存率が大幅に低下することがわかりました。酸素または窒素ガスを含むNBに曝露した場合、有意な殺菌効果は観察されませんでした。NB懸濁液における活性酸素種(ROS)の生成は、電子スピン共鳴分光法(ESR)によって解析しました。NB懸濁液で生成されたROSの主要な種はヒドロキシルラジカルであることがわかりました。