原著:Peter Van Ness and Mel Gurtov ed., LEARNING FROM FUKUSHIMA: Nuclear Power in East Asia (2017)の全訳。
東アジアの原子力に未来はあるかーー福島の原発事故を受け開催された、原子力エネルギーをめぐる二つの重要な国際会議の成果。オーストラリア、シンガポール、アメリカ、台湾、フランス、カナダ、スコットランド、日本から、ノーベル平和賞ICAN創設者をはじめとする核問題の専門家が参加。各国の原子力政策、原発推進の真のコスト、ポスト原子力の未来等、東アジアにおける原子力の現状と課題を浮き彫りにする。オーストラリア国立大学との共同出版。
編集者コメント:福島原発事故を受け、アジアにおける原子力の問題について国際的な議論を深めるべく計画された「フクシマ・プロジェクト」。オーストラリア、シンガポール、アメリカ、台湾、フランス、カナダ、スコットランド、そして日本より、エネルギー政策や安全保障、原子力工学、環境科学、外交等の専門家のほか、高名な医師や生物学者らが参画した画期的な会議です。アジアにおける原子力の現状とは、そして東アジアにおいて原子力に未来はあるのか。エネルギー問題の総体を正確に把握する上でも役立つ貴重な資料です。
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