9名の社会科学者が「自衛隊明記・日米安保構造・地位協定・日中関係改善・日韓関係・反知性主義・安倍晋三論・脱原発・対米従属」を軸とした問題の解明に迫る。日本の戦後社会が大きく方向転換しようとするいま、内外の社会科学者がさまざまな国際的課題について大胆な「知」の取り組みを行った。国内的危機の構造を論じた上巻も同時発売。第8章において福島第一原発の重大事故を経てもなお原発推進が続くのかについて「原発の何が問題か」「日本はなぜ原発をやめられないのか」を軸に6つの要因について分析し批判的に論じた。
第8章「未来のための脱原発論」総p.343 pp.260-299
吉次公介、菊池英俊、比屋定泰治、若月秀和、李憲模、スヴェン・サーラ、浅野一弘、生田目学文、長谷川雄一