第8章「戦後日本における安全保障政策とアイデンティティ」242-282頁担当(全頁数282頁).
概要:安全保障政策に対する日本人の認識の変遷を分析し、今後の方向性ついて論じている。戦後日本の安全保障政策の背後にあるのは、軍事力やそれを支える経済力といった物質的な要素(たとえば日米安保体制)を重視する「現実主義アイデンティティ」と、社会的な規範や価値という観念的な要素(たとえば平和憲法)を重視する「平和主義アイデンティティ」二つのアイデンティティの対立であった。
総p.282 pp.242-282
長谷川雄一、稲田十一、我部政明、宮坂直史、興梠一郎、生田目学文