「遺伝子検査の有効性を示すエビデンス-EBGT(Evidence-Based Genetic Testing)-」
遺伝子検査の中でもC型肝炎の遺伝子検査は頻用されている。この遺伝子検査の妥当性と有用性をEBM(科学的根拠に基づいた医療)の手法に則って明らかにすることは重要だと考えられる。そこでエビデンス情報の検索・収集・吟味を行いC型肝炎における遺伝子検査が有用であるかどうかを検討した。従来の方法との相関性でしか評価できない場合、さらにエビデンス・レベルを上げるには、遺伝子検査の結果が従来の方法と比較してどのように臨床的意義があるのかが今後の課題となった。p.85竹田真由、舩渡忠男
臨床病理 第56巻補冊 日本臨床検査医学会総会第55回大会 (於名古屋国際会議場)