「悪性腫瘍の遺伝子診断の動向と利用法―携帯検査に付加する情報―」
悪性腫瘍の遺伝子診断は、体細胞特有の遺伝子構造異常および遺伝子発現解析、病変部・組織に限局し、病状ともに変化しうる遺伝子情報を明らかにする検査である。2006年に保険収載が認められた検査、2008年に追加された検査について概説した。悪性腫瘍の遺伝子検査は、多種多様であり、保険上の運用を統一する必要性があると考えられる。pp.169-174舩渡忠男、竹田真由
「臨床病理」第58巻2号