ヒトがんにおけるシスプラチン耐性においてc-fos遺伝子に対するリボザイム(ribozyme)を用い、シスプラチン耐性獲得機序の解明を行っている。シスプラチン耐性がん細胞で発現の増加しているc-fos遺伝子をリボザイムで特異的、選択的に抑制することで、DNA修復に関与する遺伝子の発現が変化することを見出している。リボザイムが耐性機序解明に有用であることを示している。
pp.195-209
Funato T, Yoshida E, Jiao L, Tone T, Kashani-Sabet M, Scanlon KJ