「自動核酸抽出装置の動向」
臨床検査における遺伝子検査の標準化は、現在最も重要な課題である。しかし、標準化を困難にしている大きな原因の一つは、検体採取から核酸抽出までのプレアナリシスである。検体からの核酸抽出の目的は、核酸を純度よく、再現性よく精製することである。近年、自動抽出装置が開発され検査室に導入も試みられ、抽出過程の精度保証の向上につながると考えられる。pp.150-153竹田真由、舩渡忠男
「日本臨床検査自動化学会会誌(JJCLA)」第34巻2号