「自動核酸抽出装置QuickGene-800における全血RNA抽出の検討」
臨床検査における血液サンプルからのRNA抽出は、感染症や造血器腫瘍など遺伝子診断におけるニーズが高まっているが、RNAは不安定で分解しやすいため、簡便でかつ安定して抽出しうる方法が必要とされている。今回、自動核酸抽出システムQuickGene-800(富士写真フィルム)を用い、3種類の専用抽出キットを使用し、全血からのRNA抽出性能を比較検討した。pp.89-93竹田真由、舩渡忠男、林三恵子
「日本臨床検査自動化学会会誌(JJCLA)」第32巻1号