AraCは白血病の治療薬であるが、耐性獲得が問題とされる。AraCに高度耐性としたヒト白血病細胞株を樹立した。この耐性細胞でdeoxycytidine kinase(dCK)遺伝子が欠損していることを明らかにしている。さらにdCKに対するアンチセンスによりdCK発現を抑制することによってAraC耐性を獲得することを見出している。AraC耐性獲得にはdCK遺伝子の発現量が関与していることを示している。
pp.535-541
Funato T, Satou J, Nishiyama Y,Fujimaki S, Miura T, Kaku M, Sasaki T