「M-FISH法により20番染色体付加を同定しえた9q-症候群と思われる一症例」
M-FISH法は、複雑な染色体構成およびマーカー染色体の同定において有用性が期待しうる。今回、従来のG分染法ならびにFISH法にて9番染色体に由来不明の付加的異常を認めた症例において、M-FISH法を行ったところ20番染色体の付加と同定しえたので希有な症例とM-FISH法の有用性を証明したので報告した。pp.1045-1048小関信子、小原保彦、大川淳雄、勝見真琴、舩渡忠男
臨床病理 第49巻第10号