「PCR法によるBリンパ腫t(14;18)染色体異常におけるMBRおよびMCRの検出」
B細胞リンパ腫、とくに濾胞性リンパ腫においてt(14;18)転座染色体異常は特異的な所見である。本染色体転座を特異的に検出することはリンパ腫の存在を証明することになると考えた。今回、14;18転座を認めたリンパ腫組織からの核酸を用いてbcl-2遺伝子のMBR領域とMCR領域のRT-PCR分析法を開発した。pp.981-985舩渡忠男、大川淳雄、千葉正康、鹿野登志子、星野敦
臨床病理 第42巻第9号