「遺伝子増幅法-PCRとゲルによる解析」
PCR法は基礎研究から遺伝子診療におよび、広範囲に最も頻用されている必須の遺伝子解析技術である。PCR法は、感染症・遺伝性疾患・癌などの診断、病勢の把握、治療効果判定など、多くの領域において遺伝子検査に用いられている。しかし、微量のサンプルから増幅するため、核酸分解酵素の影響などを十分留意する必要がある。本稿はPCR法の基本的な原理、電気泳動の手技および注意点を取り上げた。pp.170-179舩渡忠男、鈴木佳子
臨床病理レビュー 特集128号 臨床検査Yearbook 2004