「Tetramer Bence-Jones蛋白を認めた形質細胞性白血病の1例」
骨髄腫蛋白は通常1種類のみで1量体である。今回65歳の男性症例において、同一血清中に検出された2つのMピークを検索したところ、fastγ位にみられたピークはtetramer(4量体)Bence-Jones蛋白であり、slowγ位にみられたのはIgGλ型M蛋白であった。本症例の報告と免疫化学的分析を加えた。pp.108-113舩渡忠男、林正俊、小出朝男、平沢康、大谷英樹
北里医学 Vol.14 No.2