「染色体検査から遺伝子診断への展開」
近年の遺伝子関連診断技術の進歩は著しいが、臨床検査に応用するに際しては、その技術の精度管理や統一化、成績の評価など課題も多い。遺伝子工学は染色体の微細な遺伝子の変化をとらえる方向性として捉えると、染色体を基点とする逆遺伝学(reverse genetics)の観点から今日の遺伝子診断を検証する企画を提唱した。p.115成澤邦明、舩度忠男
臨床病理 第44巻 第2号