「Anti-fosリボザイムによるcispatin耐性の克服」
リボザイムは遺伝子発現を抑制し、遺伝子の機能を制御しうる。対応する遺伝子情報の流れを遮断する機序を概説している。このリボザイムを用いてcisplatin耐性細胞で発現の増加しているfos遺伝子を特異的に制御することにより、感受性回復を図っている。fosリボザイムのcispatin耐性克服に向け新しい分子標的療法として可能性を探っている。pp.395-400
癌と化学療法 第24巻 第4号